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観るSIGHTSEEING
筑西市内で一般的に使われる茨城弁をご紹介します。
特徴1.総体的にアクセントがなく、ことばも平板で、「橋」と「箸」と「端」、「酒」と「鮭」などの発音の区別のつかない人が多い。 2.語調(接頭語など)が強く、標準語を使う人から、「話し方が恐い」「喧嘩を売っている?」と思われることがある。 3.文節ごとに、尻上がりになる。 4.「鉛筆」を「いんぴつ」、「いっぱい」を「えっぱい」と、母音の「イ」と「エ」がはっきりしない。 5.「頭」を「あだま」、「行く」を「いぐ」と、語中のカ行音とタ行音が濁音化する。 6.「行こう」を「行ぐべ」、「そうする」を「そうすっぺ」と、語尾(動詞)の後に「〜べ・〜ぺ」が付く。 7.「筑西に行く」を「筑西さ行く」、「上にのせる」を「上さのせる」と、「へ・に」を「さ」と誤用する。 8.「一日」を「いちんち」、「入れ物」を「いれもん」、「いいのだ」を「いいんだ」と、母音がなくなる。 9.「受けさせる」を「受けらせる」、「起きさせる」を「起きらせる」と、「させる」を「らせる」として使い、「らせる」は「させる」よりもワンラック上となる。 10.早口で語尾がかなり聞き取りにくい。 11.「に」、「を」、「は」などの接尾語は語尾に近くになるにつれ短縮し、「どこかにいってきましたか」を「どっかにいった」、「雨が降ってきた」を「雨降ってきた」と、消えてしまう。
この他にも様々な特徴がありますが掲載しきれないので、早速、筑西語録をみてみましょう。
筑西語録あ行 「あ」 あくたれ:悪口 あっそーっけ:そうですか あだし:私 あっか:ありますか あっけ:ありますか あつこい:厚い あっぺ:きたない あっぺ:あるでしょう あめっぷり :雨降り あほーげ:そうですか あよ:もし、あの 「い」 いいげ:良いですか いいべ:良いでしょう いがっぺ:良いでしょう いがねー:行かない いがんべ:よい いぎあう:出会う いぐ:行く いぐべ:行きましょう いごく:動く いじやける:頭にくる いってんべ:行ってみよう いでぇ:痛い いなぴかり:稲妻 いぶったい:けむい いまんて:今の人 いやしっぽ:食いしん坊 いんね:いらない 「う」 うちんて:家の人 うっちゃる:捨てる・放っておく うなう:畑の土を起す うまがね:おいしくない うんと:たくさん 「え」 えがい:大きい えきもね:無益 えっぱい:たくさん 「お」 おごりっぼ:よく怒る人 おさる:教わる おせーる:教える おっかぐ:砕く おっきれる:切れる おっこる:落ちる おったでる:追い立てる、物をたてる おっちょれる:折れる おっちゃす:つぶす おっつぁける:やぶける おっとばす:追い払う おってぐ:追いかける おっぱずれる:はずれる おにむし:くわがた おめげ:あなたの家 おめら:あなたたち おひゃらがす:からかう おぶ:お湯 おぶう:背負う おやす:終わらす おら:私 おらい:私の家 おらげ:私の家 おらじ:私の家 おらほ:私の家の方 おんだす:追い出す おんにも:私にも おんのまる:埋まる おんのめす:埋める、殴る おんら:私たち
か行 「か」 かいー:かゆい かーべ:買おう がぎめら:子供達 かせる:感染する かっくらう:喰う かっくらす:殴る かっこむ:物をかきこむ かつける:人のせいにする かったるい:つかれた かっちらす:散らかす かっぱらう:さらう かっぺ:田舎者、だろう かっぺなす:けなす かまめ:良いでしょう がめる:盗む がらんど:からっぽ からっきし:まったく 「き」 きくじゃねー:いう事をきかない きこ:あなた きこら:あなたたち きたげ:唾 きったっけ:来ましたか きったね:汚い きねー:来ない きゃつ:あいつ きやり腰:腰が痛むこと きんの:昨日 「く」 くろ:ください くっか:来るか ぐずったれる:ぐずぐずいう くね:垣根 「け」 けーす:返す けーる:蛙、帰る、返る、消える けったるい:けだるい けっとばす:蹴り飛ばす けっちらかす:けじらかす 「こ」 こきたね:うす汚い こく:言う、〜した こごむ:かがむ ごじゃっぺ:わからずや こそっぱい:こそばゆい こないだ:先日 こなくれ:このくらい こむ:しまう、とりこむ こねー:来ない これっぱかり:これだけ こわい:疲れた、硬い こんだけ:これだけ
さ行 「さ」 ざい:市街地ではないところ さいな:さようなら さぎっちょ:先端 さぎっぽ:先端 さみ:寒い 「し」 しっぱね:衣服に跳ね上がった泥 しはぐる:しそこねる しみじみ:真剣 しゃで:弟 しゃーめ:仕方がない しゃらくせ:小生意気な じゃんぽん:葬式 じょうり:草履 しょうぴき:塩鮭 しんね:知らない 「す」 すえる:仲間に入れる すく:敷く すっかい:酸っぱい すっと:そうすると すっぽかす:だます すっぺ:しましょう、すっぱい すんな:するな 「せ」 せやげる:腹が立つ せややける:腹が立つ 「そ」 そいず:それ そーいに:そんなに そーすっと:そうすると そーだっぺ:そうだろう そーだの:そんなの そんつぎ:その次 そんで:それで
た行 「た」 だいじ:大丈夫ですか だいじぶ:大丈夫 たいしたの:へんなの だかさる:抱かれる だす:差し上げる だすべか:差し上げましょう だっぺ:でしょう、だろう 「ち」 ちく:嘘 ちくらっぽ:嘘 ちみで:冷たい ちゃぶす:つぶす ちょうしこむ:調子にのる ちんこい:小さい ちんちぇ:小さい ちんこ:仮の勝負 「つ」 つかめる:つかまえる つっかげる:掛ける、履く、ぶつかる つっけーす:返す つっぺる:落ちる、入る つっとす:刺しとおす つんのめる:つまづく 「て」 〜て:〜の人たち てーげ:たいがい てーら○○の人たち でごすけ:間抜けな人 でっかせる:出会う でっこじゃれ:できそこなう てっぱずれ:手に持っているものが外れる でれすけ:ばか者 「と」 とっかえす:取り返す とっかいっこ:交換しあう とっかいる:交換する どっか:どこか どどめいろ:濃い紫色
な行 「な」 なぐす:失う なるったけ:できるだけ なんで:どうして 「に」 にしっぺだ:西側 「ぬ」 ぬげる:抜ける ぬけさく:愚か者 ぬるまっこい:ぬるい 「ね」 ねこじる:寝違える ねじくる:まげる 「の」 のぜる:吐き気がする のっくむ:飲み込む のっこむ:押しかける のめる:埋める のらぼ:怠け者
は行 「は」 はー:もう はぎる:切る はぢっこ:端 はっこ:早く来なさい はっこぐる:殴る ばっち:末っ子 はっつける:貼り付ける はっとばす:殴る はらくち:満腹 はんぴ:半日 「ひ」 ひがしっぺだ:東側 ひだりっぺだ:左側 ひっこぎる:ひめる ひっぱたぐ:たたく ひっぱり:親戚 ひゃぐもねぇ:何の役にも立たない ひんむぐ:剥く びんこ:もみあげ ひんぬげる:抜ける ひんもぎる:もぐ 「ふ」 ふぐれる:ほぐれる ぶちかる:腰を下ろす ぶちかます:打つ ぶちのめす:殴る ぶちまーす:殴る ふっかける:ふりかける ぶっきれる:切れる ぶっくす:壊す ふったげる:焚きつける ぶっちめる:はさむ、責める ぶっちゃす:つぶす ぶっつある:おんぶする ぶっとばす:殴る ふるしき:風呂敷 ふんがえす:ひっくりかえす ふんじゃす:踏みつける ふんめる:踏みつける ぶんぬき:そっくり ぶんまける:入れ物の中の物をあける 「へ」 へでなし:くだらない へでもね:なんともない へぼくそ:ぼろくそ 「ほ」 ほきだす:吐き出す ぽける:朽ちる ほーげ:そうですか ほだ:そのとおり ぼっく:木の切り株 ほーだ:そのとおり ぼっこむ:入れる ほどんと:ととんど ほどる:熱をもつ ほろかす:ゆるす ほんだから:そうだから ほんなげる:投げる
ま行 「ま」 まぐれる:迷う まっと:もっと まっつぐ:まっすぐ 「み」 みぎっぺだ:右側 みじ:道 みじっぺだ:道端 みちかい:短い みちけい:短い みどもね:みっともない みばいい:体裁がよい 「む」 むじゅう:夢中 むすぐる:くすぐる むでっぽ:らんぼう 「め」 め:動物の名前に下につける めっける:見つける めっちょ:目 めど:穴 めめず:みみず 「も」 もうり:子守り もこっぺた:向こう側 もさこぐ:てきぱきしない もちゃげる:持ち上げる
や行 「や」 やー:あなた やーら:あなたたち やがる:いやがる やっか:やろうか やっけい:やわらかい やけっぱだ:やけど やっこい:軟らかい やっつける:食べる やっぺ:やりましょう やろ:あいつ やろめら:あいつら やろら:あいつら やんだ:いやだ やんな:やってはいけない 「ゆ」 ゆんべ:昨晩 「よ」 よごせ:寄こせ よせる:入れる よっぱら:十分に よばる:呼ぶ よばれる:ご馳走される よめごと:愚痴
ら行 「ら」 らいさま:雷
わ行 「わ」 わがんね:わからない わきゃねぇ:わけもない わげーし:若者 わすら:いじる わすれっぽ:忘れん坊 わっかぐ:割る わすらする:おもちゃにする わり:悪い 「ん」 んじゃ:それでは んじゃあんめ:それはないでしょう んじゃね:そうでない んだ:そうだ んだから:そうだから んだっぺよ:そうでしょう んだんだ:そうだそうだ んだら:それなら んで:それで んめぇ:うまい
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